「自己破産」について間違った認識があることが多く、そのことについてお話します。
自己破産をすると戸籍や住民票などの公的書類に何か載るのでしょうか?
どう思いますか?
勘違いされている方が多くいるようですが、自己破産をしても何も載りません。
載るのは「官報(国がほぼ毎日発行している機関紙)」だけです。
官報を読むことってありますか?
ブラックリストに載ることは「任意整理」と同じです。
「自己破産」のリスクはこれだけです。
イメージ的にかなり悪いイメージが先行していますが、
自己破産をしても人生のやり直しには特に影響はないと言えます。
その他に自己破産の持つデメリットがあります。
それは、過払い金請求ができるにも関わらず、自己破産をしてしまうことです。
平成18年の最高裁判所の判決の前は、過払い金の請求をするのにかなりの時間と費用を要しました。
その為、簡単にできる「自己破産」を依頼人に勧めて「自己破産」をさせてしまっていました。
過払い金が多くあって、自己破産をしなくても良いのに専門家である多くの弁護士や司法書士がさせてしまいました。
今から考えると酷いように思えますが、当時は仕方が無かったと言えるのかもしれません。
今から5年前くらいは「自己破産」のピークでした。
当時多くの方が、自己破産をしなくても良いのに自己破産をしてしまいました。
このようなことを現在においても犯さないように気をつけなければなりません。
自己破産する前には、必ず過払い金請求ができないかを検討してください。
Copyright© 2007-2021■ 借金110番 ■All Rights Reserved.