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大阪府は、借金の引き直し計算を無償で行うことになりました。
地方自治体がこのようなことをするのは初めてだそうです。
自治体が困っている人を助けるサービスを行うのはいいことですね。
さすが弁護士の橋下知事ですね。
話は少し変わりますが
最近、他の事務所で任意整理をしたのにも関わらず、
結局返済に行き詰まった方が当事務所へ相談に来られました。
任意整理をしたのにも関わらず返済に行き詰るって、
一見不思議な話ですよね。
でも当事務所ではこういった依頼者の方が結構多いんですよ。
では何故こういった方が居るのかを説明しますね。
任意整理は、現在の借金を減らして残りの借金を利息なしや利息を小さくして
分割で返済する方法です。
誰だって自己破産はしたくないですよね。
そのため、無理に返済計画を立てて任意整理にしてしまう方が意外と多いです。
しかし無理な返済計画は、すぐに無理が生じ、返済できなくなります。
任意整理しても返済できないとなると、今度は自己破産する事になり
再度、改めてまた専門家に依頼することになります。
その際、返済できると言った手前依頼しずらいのでしょうか、
以前に任意整理を依頼した事務所ではなく、他の事務所へ自己破産を依頼
するケースが多いのです。
なのでこうならないように、無理のない返済計画を立てて下さいね。
自己破産したくない気持ちはわかりますが、無理な返済を続けても結局自己破産
するのであれば、
最初から自己破産すればブラックリストに登録されるのが早くなりなります。
早く登録されれば、その分だけクレジットカードや住宅ローンをを早く作ること
ができます。
もちろん、ちゃんとした返済計画で返済し続けることができれば、
任意整理の方がいと思いますので、本当に返済し続けることができるのかをじっ
くり考えて下さいね。
次にちょっと感動した話ですが
先日、自己破産の費用を払えない弟さんに代わって支払ったお兄さんがいました。
当事務所をホームページで探して弟さんを相談に連れてきたのも勿論お兄さんで
す。
兄弟だから普通と思われるかもしれませんが、親子ならまだしも、兄弟でこうや
って
助け合うケースはかなり稀なんですよ。ましてやお兄さんはもう結婚して家庭の
ある身です。
とても微笑ましく感じました。
私にも兄弟がいますが、大人になってからも兄弟で助け合うのはいいですね。
しかし、お金を支払うことが本人のためにならないケースがあります。
それは、本人が返済しなければならない借金を全額支払ってしまうケースです。
これをしてしまうと、本人が借金の苦労を味わない為、反省せず、数年後に再度
借金をする場合が多々発生するのです。
また借金を返済することができれば「ブラックリスト」には登録されませんので
お金を借りられるから、また借りてしまう。この繰り返しです。
だから、困っている子供や配偶者のために援助しててあげることはいいことなの
かも知れませんが、
借金を本人に代わって全額返済することに私は反対です。
債務整理の費用を援助してあげて、きちんと本人に責任を取らせ「ブラックリス
ト」に登録させる
ことの方が最終的には本人のためになるような気がします。
消費者金融のなかった頃の日本は、これほど多くの多重債務者は存在しませんで
した。
お金がなければ、ないなりに生活をするしかないのです。
こういった場合、多重債務になる人は極めて少ないです。
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